床貼名人を使ってフローリングをリニューアルしてみた。~フロアタイル貼る作業は長期間少しずつで!~
我が家の書斎(というか趣味部屋)のフローリングをフロアタイルでリニューアルしてみたよと言うだけのお話。
過去、この書斎のクローゼットの板や巾木やドアをリメイクシートで白くしてみたりした。
やはりフローリングのデザインが昔ながらのナチュラルブラウンでダサい。
さらにそろそろ築10年ということもあり、フローリングにもあちこち傷や凹み、汚れが生じている。
そこでフローリングをシートかタイルでリニューアルしたいな、とここ数年ずっと思ってきていた。
その数年の間にも傷や凹みが増えてきたのでやっと重い腰を上げることに。
ここまでフローリングのリニューアルに腰が重たいのは、この部屋、重たい家具や配置変更が難しい物が多いこと。
人感センサーで光ったり、棚にある小型モニターでゲームが出来たりなど、余計なギミックが施されていて、この本棚の裏側も配線地獄だったりする。。
そして、その他、30cm水槽。そして60cm水槽が乗ったデスクと、狭い部屋なのにとにかく移動が面倒な家具が多い。
これらを移動させてフロアタイルを一人で貼る作業は結構しんどい。。
面倒ならフロアタイル貼付作業は長期間少しずつやると良いと思った。
フロアタイルを貼る作業がなぜこんなに腰が重たいのかと言うと、それは一気にやろうとしているからではないか、ということに気付いた。
引っ越す直前の何もない状態ならフロアのリメイク作業は一気に出来るだろうが、我が家のように10年以上も住んだら、そりゃ重たい家具も増えるし、その定位置も決まってくる。
そこでどうやってこの面倒くささを切り抜けようかと言うと、作業を数日に分けてフローリングを少しずつ作業していこうという作戦。
まぁ1ヶ月掛かってもいいや、という心構えだけで気が楽になった。
フロアタイル床貼名人Sを購入
そこでまず購入したのは松下実業というメーカーの床貼名人Sという商品。
まずフロアの色を部屋の雰囲気に合わせてモノトーンにしたかった。
その中でフロアシート、フロアタイルなどいろんなタイプがあるけど、モノトーン調っで概ね評価の高い床貼名人に決定。
・サンプルも有り安心
写真を見る限りいい感じだけど、6畳分となると2万円近くするなど、色々と不安なのでまずは600円でサンプルを購入することに。

サンプルは実物なので、色の確認だけでなく、ドアの開閉で干渉しない薄さであることなども確認できる。

サンプルは実物なので、色の確認だけでなく、ドアの開閉で干渉しない薄さであることなども確認できる。
ドアの開閉に問題がない薄さであること、色のテイストを考慮してこちらを黒檀を6畳分(3畳*2)を購入することに。
・加工し易い
始めてのフロアタイルでは加工の容易さは重要かと。
サンプルをカットしてみてびっくり。表からカッターを一回入れただけで簡単にパキッと別れてカット、加工が非常に簡単なことがわかった。これなら素人の自分でも出来るなと確信。
サンプルをカットしてみてびっくり。表からカッターを一回入れただけで簡単にパキッと別れてカット、加工が非常に簡単なことがわかった。これなら素人の自分でも出来るなと確信。
・再入手性という観点
その他の決め手は価格と品質のバランス。これに決めたのは日本製ということもあり、もしダメになったとしても同じ商品の再入手が確実なこと。
最近では中国製で安価なものも多く、それらに惹かれがちだけど、貼り付けたフロアタイルにまたまた傷や凹みが出来てしまって、そこだけ交換したいとなったら、その商品が再入手可能かということを考えたら、やはり日本製で販売ルートがしっかりしたものを選択したほうがいいと思う。
その上で迷ったのがクリックeuca という商品。こちらも日本製で販売期間が長いので再入手が簡単にできそうだけど、自分の欲しいモノトーンの木目調が品切れ中。そもそも入手できないし、今後も品切れが多いというのも再入手性という観点でマイナス評価。安定供給って重要だなと。
結局自分の好みの色を選択した場合、床貼名人の一択に。
設計
例えばこのような奥に広がる縦長の部屋ならこの赤矢印の方向がフローリングを貼る方向というのがセオリーになる。これにより部屋を広く見せる効果があるからだそう。
要は元々あるフローリングの方向に倣えばこの方向になるので既存のフローリングの方向を真似れば問題ないかと。
要は元々あるフローリングの方向に倣えばこの方向になるので既存のフローリングの方向を真似れば問題ないかと。
パターン設計

方向が決まればいきなりただ貼ればいいという感じかもしれないけど、貼るパターンを考えてスタートしないと、後々後悔することに。。
そこで、
いくつか貼り方のパターンがあるので紹介
これはダメな例と言っていいかも。
素人が何も考えないとこれでやりがち。端からカットもせず仕上げていくとこのパターンになってしまう。実用上は問題ないのだが、見た目が面白くないし、本物のフローリングだと構造上でも強度が弱くなり、好ましくない。なによりプロが作るフローリングでは見ないパターンなので、ぱっと見で、違和感を覚えるかも。意図してこの形にするのならいいかもだけど、普通はチョイスしないパターン。
・定尺張り(採用したもの)
スタート地点の造り
・完成パターンのイメージ
・完成パターンのイメージ
スタート地点で半分にカットしたフロアタイルを用意すればいいだけなので簡単。
熟考した結果、こちらを採用した。
・階段
熟考した結果、こちらを採用した。
・階段
スタート地点の造り
こちらもよく見る形かも。階段状になる長さのカットが最初に必要になる。
・乱尺張り(ランダム)
手作り感というか味が湧くのでおすすめ。ランダムな長さにカットする作業が必要になるが、終端の余ったフロアタイルを次の列に用いたら、自然にこれに近い形になる。作業が定尺張りよりほんの少し面倒なだけ。
・ヘリンボーン張り・網代張り
ヘリボーンはニシンの骨ということ。つまり魚の骨のようにくの字で斜めに規則的な模様。壁際は不規則なカットが発生し、貼り直しが面倒そう。面白そうであるが初めての作業なので、難易度的にこれはボツ。
他にも様々な組み合わせがあるが、大体が難易度が高いので、始めてでそれやるのは敷居が高いのでやらないほうがいいと思う。
他にも様々な組み合わせがあるが、大体が難易度が高いので、始めてでそれやるのは敷居が高いのでやらないほうがいいと思う。
作業1日目
いきなり30cm水槽と耐震構造の本棚がある。
これらをどけての作業。いきなり非常に面倒くさかった。。
あとこのドアストッパ。。
これも面倒だけど無理やりカッターで穴を円形に開けた後、カッターで少しずつ削るようにして微調整

仕上がりはこんな感じ。これはかなり時間がかかった。
本当はコンパスカッターなるものがあるのでそれを利用すると良いらしいが、これ一つの作業のためにそれを用意する?
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これも面倒だけど無理やりカッターで穴を円形に開けた後、カッターで少しずつ削るようにして微調整

仕上がりはこんな感じ。これはかなり時間がかかった。
本当はコンパスカッターなるものがあるのでそれを利用すると良いらしいが、これ一つの作業のためにそれを用意する?


作業2日目
2日目と言っても、中二日で、間が開いている。
サラリーマンは平日夜くらいしか空いてない。
サラリーマンは平日夜くらいしか空いてない。
中二日明けた夜の作業だけど、それくらいのルーズな姿勢でOKと考えないとならない。
特に難関はなし。でも作業途中で止める。
モチベーションを維持して後日に回す。
作業3~4日目
デスクの脚だがここも、デスクの移動を伴わず無理やり脚を上げてフロアタイルを突っ込むことでなんとか何事もなくクリア。
ドアの止める部分。こちらは普段利用しないのだけど、ここも作業
コンパスカッターなる高貴な工具はないので、カッターで作業。隙間ができたけどここは目につかないのでまぁいいか(笑)
この写真を見ると結構完成しているように見えるけど、この写真の手前は、、
結構長かったけど、間を開けたことにより精神的には全く疲れていない。
フロアタイルが中途半端な酷い景観も見慣れてしまったけど、作業は続けないと
細かいとこを仕上げていく。
クローゼットの下に隙間ができる
こんな感じで仕上げる
水槽のあるデスクは移動するのが面倒なので水槽下の一部に貼ることを諦めてデスク下に押し込んだという感じ。
ただデスクはこの家に住む限りここに配置するので、見えることはないかと。
このいい加減で適当なマインドも重要かと 笑
完璧を目指すと、結局、何もやらないという最悪の選択肢を選びがち。
しかも、筆者のように素人でいい加減な性格でも、見えないとこ以外はこんな感じで、全く問題ないように見える(?)
とにかくDIY素人でもいい加減な性格でも、フローリングのリニューアルは可能なのでおすすめっす。
剥がしても大丈夫??
我が家は持ち家だけど、この床貼名人は賃貸でも使える貼り替え可能な商品
実際貼った後、剥がしてみてどうなのかと検証してみたが、剥がすのは簡単だけど若干糊がフローリング側に残るかなといった感じ。
カットもし易いし貼り直しも効くし、剥がすこともできる。
何より再入手はAmazonで簡単にできる。
フローリングを貼りたいっていう人はこの床貼名人は非常におすすめかと。