私がヨドバシカメラを使わなくなった理由
10年前くらいまではヨドバシで年間50万は使っていたのではないだろうかというくらいヨドバシのヘビーユーザーだった。実店舗、ヨドバシ・ドット・コム両方使っていたが、ここ最近たまにオンラインのヨドバシ・ドット・コムを仕方なく利用するという程度。
数年前の半導体不足に伴いPS4のコントローラー(Dualshock4)がAmazonで法外な価格に吊り上げっていたときに、ヨドバシ・ドット・コムを利用したのが最後
その後、気づけばここ最近全くヨドバシを利用していない
私がヨドバシカメラを積極利用しなくなったのは無意識ではあるが自分なりに原因を探ると下記かなと思う。
頑なにコード決済に対応しない
なぜかヨドバシはコード決済(スマホ決済)に頑なに対応しない。
そのためPayPayなどの高還元なキャンペーンに乗っかることが出来ず、消費者はビックカメラやコジマに逃げて、それ以来もしばらくヨドバシを使わなくなったという人は多いのでは。
ビックとヨドバシが隣にあったらきっと筆者はビックを利用するだろうし、今ではそんな人多いのでは?
個人的にはヨドバシの親切丁寧な接客は好きではあるが、結局は使いやすい方にユーザーは向かうよね。。
ポイント還元は還元分値上げして販売しているだけ
こちらは2023年5月のある製品(エプソン製プロジェクターEB-W06)の例だけど、どれも似たような感じ。
Amazonでも最低でもポイント1%は付くので、実際はAmazonの方が安い。
ヨドバシユーザーはポイント還元分を差し引いた額で購入しているという意識が常にあるのではないだろうか。しかしAmazonユーザーにはそのような意識が希薄で、実は必ず1%はポイント付いていたり、プライムマスターカードであればさらに2.5%還元されたりなどの地味な特典がある。地味なだけにポイント還元分を差し引いた額で購入しているという意識が薄い。
ヨドバシユーザーはポイント還元分を差し引いた額で購入しているという意識が常にあるのではないだろうか。しかしAmazonユーザーにはそのような意識が希薄で、実は必ず1%はポイント付いていたり、プライムマスターカードであればさらに2.5%還元されたりなどの地味な特典がある。地味なだけにポイント還元分を差し引いた額で購入しているという意識が薄い。
そこを付いたような1%ちょいの表示上の価格差を見せている。
筆者にはAmazonより安いと錯覚させようとしているいやらしさを感じる。
家電量販店全般に言えることだけど、ヨドバシだけをやり玉に挙げたいのはヨドバシのポイントはヨドバシだけでしか使えないということ。
単純に高い
さらに致命的なのがポイント還元を考慮したとて、Amazon価格より5~10%程度高い価格設定であること。
少ない商品数とバリエーション
前述したエプソン製プロジェクターEB-W06のような大手企業が販売している製品は型番製品と呼ばれるが、ヨドバシカメラなど大手家電量販店は、非型番製品と呼ばれる中華製などに非常に弱い
在庫も少ない。
型番商品であっても少しでも人気であったり過去の製品であったりすると在庫なしに悩まされることが多い
これは倉庫が圧倒的にAmazonの方が多くて大きいためだと思われる。
川崎殿町ヨドバシアッセンブリーセンター2棟(GoogleMapより)。さらに新設する予定も
ヨドバシの川崎にあるヨドバシのアッセンブリーセンターは非常に巨大ではある

小田原のAmazonフルフィルメントセンターとAmazon倉庫の一部(GoogleMapより)
けど、Amazonはあれと同じレベルの倉庫を小田原などたくさん持っているし、小粒な倉庫も都市部にあちこちあるのだ。
ヨドバシの川崎にあるヨドバシのアッセンブリーセンターは非常に巨大ではある


小田原のAmazonフルフィルメントセンターとAmazon倉庫の一部(GoogleMapより)
けど、Amazonはあれと同じレベルの倉庫を小田原などたくさん持っているし、小粒な倉庫も都市部にあちこちあるのだ。
ヨドバシドットコムもAmazonに比べるとそんなに使われてない?
Amazonのバッドニュースでヤフコメなどに、「やっぱヨドバシが一番」と引き合いに出されるヨドバシドットコムだけど、その差は圧倒的。
自社で在庫を持つモデルとしてはAmazonに継ぐ第2位だが、とにかく差がデカく、Amazonが2兆円に対して、ヨドバシ・ドット・コムは2000億円。単価が高い家電製品やPCなど取り扱いが多いことを考えると更にその差は歴然と言える。
そして、モール型のビジネスモデルを入れると楽天市場(推定3.5兆円)に遠く及ばないのはもちろん、ヤフーショッピング(1.2兆円)にもぜんぜん勝ててない。
楽天市場やヤフーショッピングとはビジネスモデルが違うので単純比較は出来ないが、意外と使われていない事がわかる。
ぜんぜん世の中に使われていないイメージのある、KDDIが提供するモール、AU Payモール(旧称Wowma!)が1,200億円程度なので、その倍くらい。
ぜんぜん世の中に使われていないイメージのある、KDDIが提供するモール、AU Payモール(旧称Wowma!)が1,200億円程度なので、その倍くらい。
それなのに周りに使われている印象が強いヨドバシ・ドット・コムだが、そんな人は関東の人ではないだろうか?関東の人はヨドバシカメラに馴染みがある上に翌日配送対応なのでヨドバシ・ドット・コムをよく利用する。
ヨドバシは地方では翌日配送に対応していないので、地方はやはり安くて早いAmazonを使ってしまうだろう。
実店舗いれたら1兆円くらい売上規模で非常に大きいと言えるのはもちろんなのだけど、この項目はあくまでECだけのお話。
という感じでECの売上規模とか関係のないお話も出てきたけど、客観的に考えてもヨドバシカメラ(ヨドバシ・ドット・コムを含む)を積極利用する理由がないということ
これは家電量販店全般にも言えることだけど、ヨドバシは特に、コード決済に対応しない、とかポイントの利用可能範囲が狭い、特段ポイント以外の付加価値がないなどのヨドバシカメラ独自の使い勝手の悪さがあるので特に積極利用する理由がないため、家電量販店の中でも特に利用することが無くなったというお話。