ソニー信者の筆者がXperiaを止めた理由。手元から徐々に減っていくソニー製品
筆者はソニー信者だが、それが元ソニー信者といってもいいかなという状態になったというお話。
これで仕事用スマホもプライベートスマホもiPhoneとなった。
仕事用スマホがiPhone11ProからiPhone13になったので、三眼ではなくなった。
iPhone11ProからiPhone13になった事により、カメラ性能はたしかに上がったけど、やはり2倍カメラレンズがないのは使い勝手が悪い。そのために香港版iPhone11Proを購入して、ワイモバイルSIMをこちらに挿してプライベートスマホにすることに。
私用スマホをiPhoneを選んだ理由は上記のiPhoneProシリーズの2倍レンズが欲しかっただけではなく、小さな不具合の多いXperiaを卒業してしまいたかったというのもある。
かつてはXperiaを選んでおけば間違いはないという安心感があったものの、ここ4,5年でその感覚は薄れるどころがXperiaは不具合が多い、壊れやすい、ソフトウェアのアップデートも遅い、かつてのブランド力もない、などと今では不信感だらけ。なのに信者らしい思考停止と惰性でXperiaをチョイスしてきた。
これは数あるAndroid端末の中で端末選びの迷いを無くす意味あいもあった。しかしそういう迷いを無くすという意味だと、iPhoneが一番なのだ。
筆者は私用スマホは代々Xperiaを利用してきた。
かつてはXperiaを選んでおけば間違いはないという安心感があったものの、ここ4,5年でその感覚は薄れるどころがXperiaは不具合が多い、壊れやすい、ソフトウェアのアップデートも遅い、かつてのブランド力もない、などと今では不信感だらけ。なのに信者らしい思考停止と惰性でXperiaをチョイスしてきた。
これは数あるAndroid端末の中で端末選びの迷いを無くす意味あいもあった。しかしそういう迷いを無くすという意味だと、iPhoneが一番なのだ。
筆者は私用スマホは代々Xperiaを利用してきた。
2006年くらいからガラケー時代もソニー端末(当時はソニー・エリクソン端末)
2010年代後半くらいからXperiaの人気が下がり、最新端末を追い求める形から一世代型遅れで格安となった端末機種を購入するというパターンが定着し始めていた。
ソニーグループ全体では好業績だけどコンシューマー製品が好調な訳では無い
ソニーは先日の決算発表でも史上最高益の好決算を記録したわけだけど、好業績の内訳はイメージセンサー事業、ゲーム事業、コンテンツ事業で、コンシューマー向けのソニー製品が好調な訳では無い。
まぁコンシューマー向けの製品にかかわるものとしては、唯一好調なのはイメージセンサー事業がうまく行ったことの延長であるカメラ事業くらいか。
ニコンとキャノンの2社のほぼ独占だった一眼カメラの市場にかなりソニー製品が食い込んできた気はするけど、筆者は一眼カメラだけはニコン信者でZマウントにどっぷりなので、そこだけはソニーに浮気出来ない。
(iPhoneなどのカメラはソニー製センサーを使っていたりして、それによって好業績なこともあるわけだけど、下請けでもないソニーが表に出ないのはブランド戦略としてどうなのかと。)
というわけでコンシューマ系製品の分野では、カメラ以外はソニーのシェアは減り続けているということがいいたい。(イメージセンサーなど部品供給を除けば)
かつて所有したXperia端末とその不具合
かつて所有していた端末は思いつく限りこんな感じ
Xperia acro
Xperia VL
Xperia Z Ultra
XperiaX Performance
XperiaZ4
Xperia1Ⅱ
Xperia VL
Xperia Z Ultra
XperiaX Performance
XperiaZ4
Xperia1Ⅱ
Xperia1Ⅱなんて販売当時13万だったのに、1年近くあとで、ほぼ新品のものが4万足らずで購入できた。販売当初に購入した人にとっては、ふざけるなという感じかもしれないが、筆者はその傾向が掴めたXperiaX Performance購入の2016年あたりから前モデルを購入するというのを3台続けて行っているので被害にはあっていないどころか結構得している立場。
遭遇した不具合
- Xperia acro
とにかく低スペックで何もかもがもっさり。キャリア端末だったのでキャリア独自の常駐アプリが動いてもっさり感に拍車をかけていた。内蔵メモリが200MBしかない。ただこれは国内スマホ黎明期なのでどこも似たようなものだったので仕方ないと思う。 - Xperia Z Ultra
使用1年で端末が膨張。恐らくバッテリーの膨張。その後それにともなってか液晶が歪む、線が入るなどの症状。そもそも端末自体がデカいのにしんなりと曲げることが出来る。本体がめちゃ柔らかい。要はバナナエクスペリアと揶揄されたものの典型的なモデルだった。
- XperiaZ4
同じくバナナエクスペリアで端末がしんなり曲がる。
充電できなくなる。
液晶に線が入る - Xperia1Ⅱ
指紋認証が使えなくなる
不具合ではないけどバッテリーの減り方が半端ない
まぁこんな感じで不具合に遭遇していて、これらが多いと感じるか少ないと感じるかはひとそれぞれだけど、少なくとも端末代はそこそこするわけで、値崩れしなかったらそこそこどころではない価格で売られている端末であることを忘れてはならない。
仕事用スマホとして並行してヘビーに使い続けているiPhoneシリーズではこのようなことは一切ないので、どうしても比べてしまうのでやっぱりXperiaには不信感しかない。
愛用していたソニー製品と現状
かつて学生時代ウォークマン(mp3プレイヤー時代も含む)を使っていたとか、ソニー製のイヤホン、ヘッドホンを使っていたとか、初めての一人暮らしの時の固定電話がソニー製だったとかそういう思い出話は省いてここ10年のお話。
最近までコンパクトデジカメもRX100シリーズなどを愛用していた。
使っていたのは初代RX100とRX100M3。iPhoneカメラ性能の向上に伴ってかあまり出番が無くなってしまった。もちろんiPhoneとは比べ物にならないくらい解像力はあるのだけど、いつでも持ち歩いているスマホに出番を奪われた形で、出番が少ないなら高額のうちに売却しておこうと売却してしまった。(完動品だが傷だらけで、それでも3万円近くで売れた。)
使っていたのは初代RX100とRX100M3。iPhoneカメラ性能の向上に伴ってかあまり出番が無くなってしまった。もちろんiPhoneとは比べ物にならないくらい解像力はあるのだけど、いつでも持ち歩いているスマホに出番を奪われた形で、出番が少ないなら高額のうちに売却しておこうと売却してしまった。(完動品だが傷だらけで、それでも3万円近くで売れた。)

2023年、いまだに現役のXperiaZ2タブレット。
マグネットで装着できるスタンドがとてもスマート。
もうソニーは撤退してしまったタブレットについてもXperiaタブレットも3台は購入したし、今でもXperiaZ2タブレットは1台は子供用として現役ではある。
このXperiaZ2Tabは非常にお気に入りで、たまにキャリア版の新品がヤフオクに出品されることがあるので2020年あたりにも新品購入したりした。それが今でも現役の端末だ。

wena3
あとこのブログにも何度か登場しているwena3
こちらも不具合だらけ。最新版へのアップデートでついに通知が一切来なくなった。
アップデートするたびにスマホと断続的に切断される頻度が上がっているが、今ではもはや再接続操作も試みていない。Riiiverなどと連携する凝ったこともかつてやっていたけどwenaアプリを立ち上げてないと機能しないなどというダサい設計のため、今では結局Riiiverは一切利用していない。
今でもwena3は装着しているけど、今では単なる万歩計。あとバックル部分が光るというソニー製のアクセサリという感覚。コレだけのための毎日の充電が煩わしいが。。

AVアンプSTR-DN1050
AVアンプもソニー製を使っていたことがある。STR-DN1050というエントリーモデルで実売6~7万だったと思う。これも5年間くらい使用していて、HDMI出力の2系統のうち一つが出力されなくなるという不具合が発生。ヤフオクにジャンクとして売却してしまって、次はDenonのAVアンプにしたのでソニー製はチョイスしなかった。というかこのSTR-DN1050あたりを出して後継機種らしきものが2023年現在も国内では出て来ない。故障が発生したこと以外、物自体は良かった。

PS VITA
今となっては懐かしいPS VITA。これとは別にPSP GOというゲーム端末もあった。
スロットのないダウンロードオンリーのゲーム機というのは非常に合理的で、これを開発し続けていたらPSP GO2や3という次世代機でSwitchと2強になっていたかもしれない可能性もある。
結局DSとスマホにやられた感じでPS VITAの生産中止というだけでなく、ポータブルゲーム機自体からの撤退してしまった。生産中止となるとサポートもなくなり、購入したゲームソフトでもいずれ遊べなくなる。購入したゲームソフトは返金などされるわけもない。この頃からソニーはいいものを作って将来性を見越して継続することもなく、不採算事業を簡単に手放し、撤退するというイメージが付いてきた。
結局DSとスマホにやられた感じでPS VITAの生産中止というだけでなく、ポータブルゲーム機自体からの撤退してしまった。生産中止となるとサポートもなくなり、購入したゲームソフトでもいずれ遊べなくなる。購入したゲームソフトは返金などされるわけもない。この頃からソニーはいいものを作って将来性を見越して継続することもなく、不採算事業を簡単に手放し、撤退するというイメージが付いてきた。
あと生産中止となったグーグルアシスタント機能付きスピーカーとかMP3ウォークマンも持っている。まぁ細かいガジェットは多すぎてキリがないので省略。

今ではこの記事を書いている趣味部屋でのソニー製品はめったに使わない4KビデオカメラとPS4(+Nasne)くらいか。PS5はやりたいソフトがなくて未だに購入する動機が見つからないし、高額転売の時期が長すぎて、購入意欲を失ってしまった。
あとはリビングのソニー製液晶テレビが15年くらい生きている。(大型家電はソニーは意外と高寿命)
これらの思いつく原因は下記の通り
そもそも売れ残るモデルを作るなというお話ではある。(企画力なさすぎ問題)
また、「撤退するのではという不安」だが、PC事業(VAIO)を手放し、タブレット事業も手放してしまった今、Xperiaを利用したときのそれらの分野へのシナジーの可能性がゼロになったのもユーザー離れの遠因かも。

今ではこの記事を書いている趣味部屋でのソニー製品はめったに使わない4KビデオカメラとPS4(+Nasne)くらいか。PS5はやりたいソフトがなくて未だに購入する動機が見つからないし、高額転売の時期が長すぎて、購入意欲を失ってしまった。
あとはリビングのソニー製液晶テレビが15年くらい生きている。(大型家電はソニーは意外と高寿命)
その液晶テレビにつながっているブルーレイプレーヤーもソニー製。
かつては世界的に人気端末だったXperia
スマホ端末の話に戻ると、
2010年あたり、特にソニー・エリクソンブランドを掲げていたときにはソニー製端末は、世界規模で人気だった。世界スマホブランド別シェアでも3位から5位を推移していた。
ソニーブランドになったあとも、ドコモがフラッグシップモデルとしてXperia Aを発売したりなどもあり少なくとも国内ではまだ好調だった。
ソニーブランドになったあとも、ドコモがフラッグシップモデルとしてXperia Aを発売したりなどもあり少なくとも国内ではまだ好調だった。
2023年現在となっては世界ではトップ20前後を推移しているに過ぎない弱小メーカーのような有様。今でもトップ20前後にいられるのは日本市場のおかげだろうけど。
このように衰退していった端末メーカーはソニーだけでなく、HTCやMOTOROLAなども同じなので、スマホ市場でソニーだけが没落していったわけではない。アップル、Samsung、中華端末メーカーなど、他がうまくやり過ぎたというのもある。
スマホ事業撤退はソニーの終焉?
見るに堪えないほどの不人気ぶりとなってしまったXperia。
高価格帯ではiPhoneはもちろんSamsung端末などに押されて市場を徐々に奪われ、Xperia Aceなどの中価格帯でもRedmi,Xiaomi,Oppoなど高品質な中華製などの端末に押されてどの価格帯の市場でも、日本以外ではXperiaシリーズを全く見かけることはなくなった
国内スマホブランドイメージランクとしてはトップ10には入っているけど、実際に売れている端末は、今では台湾メーカーのシャープAQUOSシリーズにも勝てない有様。
国内スマホブランドイメージランクとしてはトップ10には入っているけど、実際に売れている端末は、今では台湾メーカーのシャープAQUOSシリーズにも勝てない有様。
これらの思いつく原因は下記の通り
- 価格高すぎ問題
- 不具合多すぎ問題
- ブランドイメージの低下
- 企画力なさすぎ問題
- 需要にマッチしていない高機能、多機能
- 撤退するのではという不安
- アップル、Samsung強すぎ問題
- 中華製の台頭
結構、外的要因が多いので、ソニーご自身の怠慢が生んだ問題だけに絞ってだと、一番大きい要因は、ブランドイメージの低下が上げられるのではないかと思う。
これは前述した、不具合が多いのに強気の高価格で、発売後しばらくするとすぐに投げ売りが始まることによるブランドイメージ毀損と信用低下が生じているのは間違いないと思う。
これは前述した、不具合が多いのに強気の高価格で、発売後しばらくするとすぐに投げ売りが始まることによるブランドイメージ毀損と信用低下が生じているのは間違いないと思う。
定期的に開催される割と新しいXperia端末投げ売り祭りは携帯ショップが販売するキャリア販売端末のお話の場合が多い。キャリア(と言うかショップ)は在庫過多を防ぐために当然売れ残りは手放したい。そのため新モデル投入時に売れてない前モデルのXperia端末はたくさん売れ残り投げ売り状態になる。ここにソニーは介入できない。
ブランドイメージ毀損を避けるためには価格コントロールに介入したいとこだが、相手は代理店の携帯ショップ。家電量販店のように近い関係ではないし、圧力が掛けられない(そもそも独占禁止法上そういうことが出来ない)。やったことはひたすら放置。何もしない。
ブランドイメージ毀損を避けるためには価格コントロールに介入したいとこだが、相手は代理店の携帯ショップ。家電量販店のように近い関係ではないし、圧力が掛けられない(そもそも独占禁止法上そういうことが出来ない)。やったことはひたすら放置。何もしない。
PS5をオープン価格にせずに高額転売を放置したというのも、これに通じるものがある。
ソニーブランドはかつて絶大であったわけだけど、それによって値崩れというものをあまり経験してこなかったというのもある。なのでその対策というのは結構おろそかにしているというか、そこにリソースを割くという発想がソニーにはないのだろうか。。
ソニーブランドはかつて絶大であったわけだけど、それによって値崩れというものをあまり経験してこなかったというのもある。なのでその対策というのは結構おろそかにしているというか、そこにリソースを割くという発想がソニーにはないのだろうか。。
そもそも売れ残るモデルを作るなというお話ではある。(企画力なさすぎ問題)
また、「撤退するのではという不安」だが、PC事業(VAIO)を手放し、タブレット事業も手放してしまった今、Xperiaを利用したときのそれらの分野へのシナジーの可能性がゼロになったのもユーザー離れの遠因かも。
選択と集中とは株主にはいい言葉だけど、我々庶民をワクワクさせるには、周りのあらゆる商品をソニーとしたときの、その後のソフトウェアによる機能追加であったり合理性のある統一された操作感と世界感だったりする。
ソニー製品で固めたときの見た目の統一感と自己満足感、、今ではそれが不可能となってしまった。
筆者は(というか誰しも)囲い込みのやり過ぎは嫌いでだけど、ソニーほどのメーカーがそれをやらなさすぎも良くない。かつてmp3時代に独自フォーマットのATRAC3に拘り過ぎて一気にアップルに市場を持っていかれたことによる失敗で、警戒しすぎているのだろうか。
リビングのソニー製液晶テレビが15年くらい生きているし、テレビにつながっているブルーレイプレーヤーもソニー製ではあるしPS4(あとnasneも)、ソニー製4Kビデオカメラも所持している。コンデジRX100シリーズで感じているが、デジカメなどは今でも確かにいいものはいい。
筆者はXperiaをsim挿して稼働するスマホとしての扱いは手放してしまったが一応WiFi端末として運用はしていこうかと思う。
スマホ事業を手放したら「撤退するのではという不安」が他の分野でも波及してしまうと思う。
今となってはPCもタブレットもないソニー。
スマホ事業を手放したら「撤退するのではという不安」が他の分野でも波及してしまうと思う。
今となってはPCもタブレットもないソニー。
最近リリースされたOpenAIのChatGPTの信じられない品質と進歩のスピードを見てわかる通り、これからAIの時代になるのに端末事業がないメーカーは絶対に弱くなると思う。スマホ事業はソニーにとって最新技術の集約点としても絶対に手放してはならないと思う。
以上、ソニー好きだった筆者がソニー製品を最優先して選んでいたのが、単なる選択肢の一つになってしまったという1ユーザーのどうでもいいお話だった。