10年使ったエプソン製プロジェクターが壊れた・・。買い替えるなら中華製?日本製?
10年使ったエプソン製プロジェクターが壊れた・・ってだけのお話
壊れたプロジェクターの機種はエプソン製 EH-TW400で、
購入時期は2013年9月、
購入価格は45,000円程度。
昨日まで使えてたのだが、2023年3月中旬、ある日突然、突然電源ボタンを押してもウンともスンとも言わなくなった。特に本体に何かしらショックを与えたとかはない。(本体リセット、リモコン操作、電源ケーブル交換などあらゆる手段で蘇生を試みてはみた)
これはどう捉えればいいのか。10年近くなので耐用年数は優に超えていると思われる。
筆者は実はこの壊れ方をプラスに捉えている。
多くの中華製プロジェクターはこのクラスは2万円前後で、この機種より画質も良くなり、明るくなったが、果たして10年も持つだろうか。エプソンEH-TW400の使い方としては1日1時間を10年といったところで使用時間は3650時間(ランプ稼働時間はプロジェクター本体設定画面で確認できるが確認する前に突然死したので分からない)。多分使用時間というより使用期間でガタがきたのかな。
中華製プロジェクタのランプ寿命は1.5万時間だったりして、高寿命を売りにしているが、恐らくそんなに長く使ったらランプ以外の部品がおかしくなったり焼付きが起こったりなど、ランプが切れる以外の不具合が出てくるようで、レビューにもそんな情報が散見される。
しかしながらこのエプソンEH-TW400ではそんなことは起きたことはなく、ホント突然死のように電源が付かなくなった。
人でいうと、大往生であるが、しかもある日ぽっくりという感じで、一番理想とする死に方だと思う。変な喩えだけど。
人でいうと、大往生であるが、しかもある日ぽっくりという感じで、一番理想とする死に方だと思う。変な喩えだけど。
一方の中華性は画面に黒線が入ってそれが日に日に線の数が増えたり太くなったりしてきたとか、画面全体が緑がかってきたとか、画面真ん中に曇りがかって来たとか、ノイズが出たとか、人に例えると何かしら重い不治の病を抱えているような症状が数年足らずで起きてしまう。
10年間健康でぽっくり逝くか、数年で重度の病を抱えて延命して生き続けるか、AVライフでQOLが高いのはどっちだという話。
10年間健康でぽっくり逝くか、数年で重度の病を抱えて延命して生き続けるか、AVライフでQOLが高いのはどっちだという話。
とは言え中華製も否定できず、なぜなら不具合が少しでも出たら2年おき買い替えるというサイクルを繰り返せば、常に最新モデルを手に入れることが出来るので、それもぜんぜんありだと思う。
ライフスタイルや価値観に合わせてどちらを選択するかを決めればいいと思う。
5~6万円クラスの中華製を選べばまた変わるのだろうけどそれこそギャンブル
自分はプロジェクターを使う頻度は高いので、いつ壊れるか不安を抱えたり、不具合症状が少しでも出てきたプロジェクターを数日でも数時間でも使うのは精神上耐えられないので、今回の買い替えもやはり安心のエプソン製を購入することに。
購入したのはエプソン製EB-W06 で2023年時点で実売6万円台半ば
機能はほぼ変わらないけどインターフェースもランプの明るさも変わった。
筆者のプロジェクターの使い方は100%遮光ロールスクリーンで部屋を暗くして、結局、明るさは落とすので、明るさは EH-TW400 の明るさで十分。
ちなみにAmazonでプロジェクターをしょっちゅう見ていたら分かるけど、中華性は過度なルーメン値競争(明るさ競争)が常に行われていて、13,000lmとか16,000lmとか派手なルーメン値が踊っていて毎年上がってきてはいるけど、一方でエプソン製のプロジェクターは3,000lm~4,000lmと地味な数値ではある。これは基準値が違うだけで実際はエプソン製の方が明るい。(他の検証ブログとかでも分かる)というか前述の通り、昼間でも明るさは落とす使い方をするので、明るさは10年前のEH-TW400の明るさで筆者は十分だったりする。
日本製などまともな製品はANSIルーメン表記で統一しよう、となっているが、中華性は独自で基準を設けて好き勝手にルーメン値を変えていたりする。
日本製などまともな製品はANSIルーメン表記で統一しよう、となっているが、中華性は独自で基準を設けて好き勝手にルーメン値を変えていたりする。
これを気にこのエプソン製新旧2台の使用感をまとめてみる
新旧比較
- デザイン

正直、ブラックの前モデルのほうがいい。筆者のガジェットはすべてブラックで統一しているのにプロジェクターだけホワイトになってしまった。
エプソンに限らず、プロジェクターのデザインはホワイトが増えた気がする。壁付、天井付の場合は壁と同化するホワイトが確かに良いかもしれない。
- インターフェイス
入力インターフェースは以外にもあまり変わっていない。
誰が使うのかというUSB TypeBがどちらも装備していたりRCA端子も両方ある。
EH-TW400には懐かしのS端子がある。EH-TW400にはもちろんS端子は廃止され、WiFiが新たに付いた。というか個人的にはHDMIがあればそれでいい。
- スピーカー
内蔵スピーカーはどちらもおまけ程度。意外とデカい音が出る。ただし音質はモノラルでAMラジオ並み。そもそもAVアンプに繋いでいるのでスピーカーなんて要らない。スピーカーレスにして欲しい。
とにかく全体的にスペックアップしているといった感じではある。
まぁ10年という歳月はプロジェクターの世界ではスマホやPCと比べたら、実はそんなに著しく進歩していないとも思われる。ただしそれは同価格帯の比較からであり、10万以上のモデルでは超単焦点で大画面を出力できるようになったり、画質も4K+HDRで表示できるようになったりとかなり進歩しているモデルもある。
もっと言うと2万円前後で購入できる中華製の品質も今では侮れない。
ただ一つ問題なのは解像度。
文字が潰れて見えたりして、文字の視認には問題があったりした。

AVアンプはPCにも繋がっているので、プロジェクターでPC画面も出力できる

そもそもAVアンプにはすべての機器が集約されているので、PS4とか周辺のAV機器はすべて出力できる
ビジネス用途ではないので、あまりプロジェクターで文字を読む必要がなかったのでそんなに気にはならなかった。
文字が潰れて見えたりして、文字の視認には問題があったりした。

AVアンプはPCにも繋がっているので、プロジェクターでPC画面も出力できる

そもそもAVアンプにはすべての機器が集約されているので、PS4とか周辺のAV機器はすべて出力できる
ビジネス用途ではないので、あまりプロジェクターで文字を読む必要がなかったのでそんなに気にはならなかった。
HD画質で十分な明るさで壊れなければあと5年は使っていたと思う。
Amazonでもヤフオクでも中古が販売されている時があって、中華製を買うならこのモデルの中古もありかと思う。
Amazonでもヤフオクでも中古が販売されている時があって、中華製を買うならこのモデルの中古もありかと思う。
エプソンEB-W06
設置箇所。ダクトレールから電源は引っ張ってきている
続いてEB-W06の使用感
続いてEB-W06の使用感
6万円台半ばなので、EH-TW400の10年経った同じ価格帯の後継機種と言える
初期設定を行おうと設定画面を開いたけどこの設定画面が以前のよりスマートではあるが、意外と昭和レトロ感が抜けきれていない気がするのは私だけだろうか・・笑
初期設定を行おうと設定画面を開いたけどこの設定画面が以前のよりスマートではあるが、意外と昭和レトロ感が抜けきれていない気がするのは私だけだろうか・・笑
だたし、余計な装飾やアニメーションなどがない分、操作性はサクサク。
この設定画面から画面を明るくすると春先でもファンがうるさい。
この設定画面から画面を明るくすると春先でもファンがうるさい。
ただし、前述の通り筆者の使い方では部屋は十分暗く出来て、プロジェクター輝度は明るくする必要はないので気にしない。

解像力というか、このあたりは明らかにEH-TW400より進化している。

やはりホワイトはダサい。。
と言うか筆者の部屋に合わないだけでビジネス用途などではいいかもしれないが。。
少なくともカラバリを出して欲しかった。
前述の通り、EH-TW400で概ね満足していたが、EB-W06に強制的に買い替える機会を与えられたことにより10年の進歩というのを見た気がする。
ただめちゃ進歩したというか、比べてみなければ分からないって程度ではある。筆者の場合はHDMI入力を画面出力する用途だけなので、尚更そう感じてしまうし、10万円以上のクラスのプロジェクターを購入しないとその辺は実感できないかもしれない。
ただめちゃ進歩したというか、比べてみなければ分からないって程度ではある。筆者の場合はHDMI入力を画面出力する用途だけなので、尚更そう感じてしまうし、10万円以上のクラスのプロジェクターを購入しないとその辺は実感できないかもしれない。
だからといって、この購入が間違っていたと言うことはなくて、2万円前後の中華プロジェクターを購入していたら画面の暗さとか画質の進歩のなさに幻滅していたかもしれない。
画質は明らかに良くなっていて、小さな文字も視認できるようになったのはビジネス用途ではなくても映画の字幕の視認性などを考えれば重要な進歩ではある。
何よりも前機種と同じようにこのEB-W06も今後10年使えることが出来ると考えると、他の短いサイクルで買い替えるガジェットに比べて、絶対に愛着が湧いてくるだろう。
2年で壊れる中華製プロジェクターでは絶対にそんなことはないと思う。
万が一、壊れたり変化が起きたときは、また記事にするか追記して見ようかと思う。