Sesame4(セサミ4) NFCタグによる施錠解錠、Androidでは良好。iPhoneでは微妙かも・・

NFCタグによるSesame4の施錠・解錠操作を行ってみた。使ってみたのは↑こちらの写真にあるカードタイプとコインタイプ。
↑このような安価なシールタイプというのもあるが、そちらは読み取り精度が不安定とのことで、スマートロックのようなシビアな領域に使うのは不適切と考え、カードタイプとコインタイプの2種類を試してみることに。
基本的に「SesameとNFCとの組み合わせは便利で最高だ!」とか言っているYoutuberやブロガーは信じなくていいと思われる。そこまでいいものではないので、あくまで補助的な役割であることを理解してこの記事を読んでいただければ。
というわけで、iPhoneでNFC導入の場合、何がおきるかというと、NFCタグで施錠した場合、外出するたびに数秒玄関前で待たされる。そして失敗してたらNFCタグにタッチしてまた数秒待たされる。(成功するまでループ)
今回の概要はこちらの動画でも簡単に説明している。
あとNFCタグの設置箇所に関して、金属の上ではダメ!
なのでこのような郵便受けとかは表面がツルツルして貼りやすいと思われるかもしれないがNFCが反応しないので、外壁や支柱や塀などを利用しよう。
我が家の場合は目立たなくするために、コインタイプを選択したが、実際に運用するのにおすすめなのはカードタイプ。
ただし元々コインタイプでもNFC読み取り精度が高かったAndroid(Xperia1)ではほぼ読み取りに成功する。
そしてNFCの感度も高く、レスポンスも早い。
筆者はAndoroid端末はXperia1を使っている。この環境ならセサミ4+NFCタグでの運用は間違いなく、おすすめできる。
ただし、Androidの場合、NFCによる操作はすべてSesameアプリに含まれているので、「施錠・解錠」の操作しか選ぶことが出来ず、柔軟性にかける。
NFCはこの通りiPhoneではレスポンスがいまいちな上に、
・前記事で紹介したwena3+Riiiverによる施錠、解錠は動作しないことが多々あり微妙
我が家のSesame4はオートロックを5分で設定しているので、外出時オートロックが発動するまでの5分、解錠状態で放置するのは防犯上不安なので家を出たなら、5分経つ前に、すぐに施錠はしたい。
まず最初に言っておくと、タイトルにある通り「iPhoneでは微妙かも」と思ったのはレスポンスが悪く(遅く)、あまり使い物にならないのでは?と思ってしまったから。
基本的に「SesameとNFCとの組み合わせは便利で最高だ!」とか言っているYoutuberやブロガーは信じなくていいと思われる。そこまでいいものではないので、あくまで補助的な役割であることを理解してこの記事を読んでいただければ。
というのもiPhone(少なくとも私のiPhone11Pro、その後機種変更したiPhone13)では、NFCはタッチしても5回に1回は読み取りに失敗するので、確実に施錠したか(解錠したか)どうかの通知が来るまでどうなるか分からない。また通知が来る前にドアの鍵がカシャッと音が鳴るのでも気付けるが、それも遅い。
その間、3~5秒位なのだが、不安なので、すぐに安心して歩いて出かけられない。。
たった3~5秒くらいで?となるかもだが、これが通知がすぐに来ないと不安で施錠されたのか心配になる。
(まぁWifiモジュールを導入しているので、アプリを開けばいつでもどこでも施錠状態の確認や施錠・解錠の操作は可能ではあるけど、その使い方は本来の使い方ではないしNFCを使う意味がない)
結局、レスポンスが遅いとSesame4のウィジェットやアプリを使おうとすることになる。そしてウィジェットの操作画面やアプリを開いた頃に「施錠しました」と通知が来て、あ、動いた、となる。
正直この速さでは使えない。。
というわけで、iPhoneでNFC導入の場合、何がおきるかというと、NFCタグで施錠した場合、外出するたびに数秒玄関前で待たされる。そして失敗してたらNFCタグにタッチしてまた数秒待たされる。(成功するまでループ)
一方でAndoroidで、セットアップするとまずNFCのセットアップ方法がiOSと違い、ステップ数が少ない。そして運用してみるとレスポンスも早い。読み取りもiPhone11Pro(iPhone13も)よりもXperia1の方が精度が高いことが判明。
となると端末依存はもちろんあるだろうけど、AndroidユーザーではおすすめできるけどiPhoneユーザーにはおすすめできないという代物なのかもしれない。
概要の動画
今回の概要はこちらの動画でも簡単に説明している。
まずはiPhoneでの設定。
鍵をNFCタグでSesame4を施錠するアクションを追加する。
鍵をNFCタグでSesame4を施錠するアクションを追加する。
- まずは「ショートカット」アプリを立ち上げる。
ショートカットのように(人によっては)用途が少ないアプリは、画像のように検索で立ち上げると便利。 - オートメーションの作成
→
→
画面下の真ん中の「オートメーション」をタップ→ 右上の「+」をタップ→
「個人用オートメーションを作成」をタップ → 「NFC」をタップ - NFCタグの登録
「スキャン」をタップ→
NFCタグを端末上部にタッチ → 「レ」が表示され完了する→
目的に応じて、NFCタグに名前を付ける。ここでは「鍵施錠」とする。→ 次へをタップ - アクションを追加する
→
→
「アクションを追加」をタップ → 「App」タブをタップ → 「セサミ」を探してタップ
下にある方の「セサミを施錠する」をタップ。
(上に大きなアイコンがある場合は音声コマンドで設定したショートカットで、こちらで設定するとレスポンスがやや遅くなる) - 設定と完了
→
実行前にいちいち尋ねられるとウザいので「実行の前に尋ねる」をオフにする→完了をタップ - 稼働確認
登録したNFCタグをスキャンしてみる→
端末の背面上部にNFCタグをタッチ → このように通知が来て玄関が施錠されたらこれで設定はOK - 必要に応じて、解錠などのアクションも上記「1.」~「6.」で登録する
Androidでの設定
さらに、、後述するがレスポンスもいい。
設置
我が家のドアから少し離れたインターホンの横にこのように設置。
上のNFCタグが施錠、下のNFCタグが解錠となる
外出時は上のNFCタグにタッチして施錠、帰宅時は下のNFCタグにタッチして解錠という運用になる。
設置には万能なアクリル強力両面テープを使用。
こちらなら外壁やコンクリート製の支柱でも大丈夫
(ただしこちらを切断すると、フッ素コーティングされたハサミでもベトベトになるので、一番どうでもいいハサミやカッターを使うこと!)
こんな感じでNFCタグに両面テープを付けて屋外に設置する。
iPhoneでも1つのNFCタグで「施錠・解錠」(施錠している時は解錠して、解錠している時は施錠する)アクションは作れるが、あまりおすすめできない。
NFC+Sesame4はうまくいかないことがあるので、うまく行ったかわからない時、NFCのタッチを複数回行ってしまうことも多々ある。そうなると、偶数回タッチすると施錠するつもりが解錠になったり、解錠するつもりが施錠になってしまう。
金属の上はダメ!
あとNFCタグの設置箇所に関して、金属の上ではダメ!
なのでこのような郵便受けとかは表面がツルツルして貼りやすいと思われるかもしれないがNFCが反応しないので、外壁や支柱や塀などを利用しよう。
我が家の場合は目立たなくするために、コインタイプを選択したが、実際に運用するのにおすすめなのはカードタイプ。
確実にタッチできて失敗が少ないのはカードタイプ。しかし当然100%の読み取り成功率ではない。
iPhoneでコインタイプの場合は5回に1回が失敗すると書いたが、カードタイプにすれば10回に1回失敗するといった感じで成功率は上がる。上がるとは言え当然100%ではない。
ただし元々コインタイプでもNFC読み取り精度が高かったAndroid(Xperia1)ではほぼ読み取りに成功する。
iPhoneは安定しない?
iPhoneだとまずはNFCタグを読み取れないことが少し多い。
iPhoneのNFCで解錠しようとして、例によって、ウンともスンとも言わず、鍵の解錠が失敗したとおもって手動で解錠、その30分後にこちらの画面のように遅レス通知が来ることが何度か・・
NFCは読み込めているのだからこれはSesame4の問題・・?よく分からん・・
NFCは読み込めているのだからこれはSesame4の問題・・?よく分からん・・
もしすべてが上手く行っても、前述の通りレスポンスが遅いので、あまり使えない。
ただ、iPhone11Proを使っているので筆者だけの問題かもしれない。
そもそもiPhoneはこのショートカットという機能自体が全体的に遅い。Sesameとの組み合わせだとさらに遅くなってしまう印象。
自宅ドア付近では弱い自宅wifiをつかんで、それがSesameの解錠・施錠の操作を妨げている可能性があるので注意
ドアの前と言うのはwifiと4Gのハンドオーバー箇所になっているケースが多々あり、電波が不安定ななので、自宅ドアの前でNFCタグを設置する箇所の電波状況は確認しておこう。
Androidの方が安定する?
前述の「Androidの設定」項目の説明で分かる通り、Andoroidの場合、iPhoneのようにショートカットを設定してオートメーションに設定するとかまどろっこしいことはなく、セサミアプリだけで2ステップで完結する。
そしてNFCの感度も高く、レスポンスも早い。
筆者はAndoroid端末はXperia1を使っている。この環境ならセサミ4+NFCタグでの運用は間違いなく、おすすめできる。
ただし、Androidの場合、NFCによる操作はすべてSesameアプリに含まれているので、「施錠・解錠」の操作しか選ぶことが出来ず、柔軟性にかける。
こちらの動画で速度比較をしてみた。
ご覧の通り速度に差がある上に、iPhoneはどうもNFCを検知する精度も問題を抱えている気がする。。
速度も1~2秒程度しか違わないと思われるかもしれないが、この違いは結構大きくて、NFCタグにタッチしてドアが0.5秒でも無反応だと「また開かないのか?」といちいち心配になるし、イライラする。。
ご覧の通り速度に差がある上に、iPhoneはどうもNFCを検知する精度も問題を抱えている気がする。。
速度も1~2秒程度しか違わないと思われるかもしれないが、この違いは結構大きくて、NFCタグにタッチしてドアが0.5秒でも無反応だと「また開かないのか?」といちいち心配になるし、イライラする。。
まとめ
NFCはこの通りiPhoneではレスポンスがいまいちな上に、
・前記事で紹介したwena3+Riiiverによる施錠、解錠は動作しないことが多々あり微妙
・iPhone背面タップによる施錠解錠も、背面タップの感度が悪くレスポンスも遅くイマイチ
ということで、、Sesame4はいろんな解錠、施錠手段を提供してくれてはいるものの、メイン端末のiPhoneでは結局、ウィジェットによる解錠・施錠が一番確実だと思ってしまった。
ただしAndroidユーザー、少なくともXperiaユーザーはNFCタグでの運用は非常に有用だと思われる。
ただしAndroidユーザー、少なくともXperiaユーザーはNFCタグでの運用は非常に有用だと思われる。
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