物欲が止まらない。

PayPayモール+ヤフーショッピング 統合へ (やっぱり・・)

2022/07/08
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PayPayモールがヤフーショッピングに統合

・PayPayモールがYahoo!ショッピングに統合 10月にリニューアルへ
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2207/07/news108.html

2022年7月PayPayモールとヤフーショッピングが同10月に統合されることが発表された。
いかにも「新しくなります!」みたいな発表だけど、実際には元の1つのモールに戻るだけだ。

2019年にPayPayモールというのが出来て、ホント意味不明だなと思っていたらやっぱり・・という感じ。要するに失敗だったのだろうな。。

PayPayモールとは当初ヤフーショッピングの上位ストアみたいな取り扱いだった。
だが実際のPayPayモールに出店するストアは既存のヤフーショッピングの上位ストアが鞍替えしただけ。

しかも、しばらく経ってPayPayモールでお買い物しても、ヤフーショッピングに対して相対的に良いお買い物体験が出来たかというと、全然そんなことはなく、発送は遅いとか、勝手にキャンセルされたり、しばらく経って在庫がないとの連絡が来てイラッとしたり。。(無在庫でやってんの?)

どこが上位ストアの集まりなんだろ。。

逆にヤフーショッピングでもしっかりしたストアはたくさんあり、そういうとこと区別(差別?)していいのか。
さらにPayPayモールというネーミングだけど、別にPayPayに特化した何かがあるわけではなくカートはヤフーショッピングと共通だしヤフーショッピングのアプリでPayPayモールのストアの商品もちゃんと出てくる。

ほんと何がしたかったのだろう。優良店を区別したいなら検索結果に優良店と一目でわかるアイコンやバッチを表示させ、その検索フィルタ機能などを設ければいいだけなのではないかと。


2つのモールを持つだけではない、ヤフーのECの分かりにくさとややこしさ

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ヤフーというかZホールディングスはとにかくサービスがややこしいがECは更にややこしい。。
そのあたりは語ると長くなる。過去に一つの記事にまとめているほどに言いたいことがたくさんある。
・ややこしすぎるヤフーのEC
https://monohoshii.jp/blog-entry-10.html
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昔ながらのヤフオクがあってそこにヤフーショッピングと同じように新品を出品していたりするのはもちろんだけど、さらに買収を繰り返して、LohacoやZOZOTOWNなどの販売チャンネルが分散して、PayPayモールにそれらが出店しているというカオスな感じ。(ヤフーショッピングの検索に表示させたらいいだけじゃないの?)

それによりキャンペーンはどっちがオトクなの?とかわざわざ別のモールを探しに行ったり。。
とにかくややこしい。。

で、結局、考えるのが楽だからAmazonに行ったり。
一つの企業で販売チャンネルが分散するというのはデメリットだらけだと思う。


予想通りの統合


そして2つのモールは統合。2022年10月に統合なので約3年で終了することになる。
このあたりの意思決定の速さだけは大企業なのに凄いなとは思う。

普段ヤフーショッピングを使わない人がPayPayモールを使っても、ヤフーショッピングを使ってもどちらであるか意識することはなかったと思われる。

せっかくだからヤフーショッピングという昔ながらのレトロなサービス名称を変えてしまえばいいのに。


中の人はきっと大変

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統合の理由の一つは開発リソースの分散だと思われる。

ヤフーはエンジニアをたくさん抱える企業。ただ2つのモールを持つことにより、端的に言ってしまえば2倍の技術開発リソースが必要となり、もっというと2つのモールのことを考えることにより、各システム連携やキャンペーンや付帯サービスなどで新たな仕様検討など考えなければならないことが増えて、実際には2倍以上のリソースが必要となるだろう。
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PayPayモールを横断利用できるヤフーショッピングアプリがあるのに、わざわざPayPayモールアプリという存在の意味がわからないアプリもAndroid、iOSと2つのOS分を開発しないとならない。

選択と集中ということで、実は中の人はホッとしているかも?


PayPayモール、悪いことばかりではなかったかも?

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唯一PayPayモールで良かったことはUIがシンプルになったこと。
ここはホント良かった。
楽天市場は未だに2000年前後から変わらないインターネット黎明期のようなストアページが沢山。一方、PayPayモールは見た目が全ストア共通のテンプレートを使っていて、シンプルで閲覧しやすい。
これからは楽天市場は古い、ヤフーショッピングはスマートという認識が広まるかもしれない。
ただし楽天もそのあたりは認識しているようで、昨今のレギュレーションの改変で楽天市場もだいぶ見やすくなった。
(ただ楽天市場の商品入稿のレギュレーションで閲覧性向上させているのと、PayPayモールのテンプレートを統一させて閲覧性を向上させているのでは、圧倒的に後者の方がシンプルで閲覧性が高い)

ヤフーショッピングは10月の統合後もこちらのPayPayモールのデザインに寄せてくると思われる。

楽天市場のようなごちゃごちゃした作りよりAmazonのようなシンプルで統一されたデザインの方がユーザーは求めているということを、ヤフーは、PayPayモールを作ったことにより、やっと気づいたかもしれない。

何がしたいのか意味不明、単なる迷走とか思ったけど、一方でPayPayモール開設・閉鎖を経由したことはある意味、サイトの閲覧性向上やユーザービリティ向上のため、必要だったのかなとも思う。


サービス名どうにかして


しかし、ホント
ヤフーショッピングというサービス名はもう止めた方が良いと思う
せっかくヤフーの商標権を取り戻したからというのもあるのだろうから、
「ヤフーモール」
とかどうすか?(笑)

略して「ヤフモ」とか・・・・

あるいは一般呼称になっている「ヤフショ」でも良くないすか?
(定着したヤフーオークションのヤフオクのヤフーショッピング版みたいに)

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