物欲が止まらない。

2022年春、新車購入日記

2022/06/17
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2022年、半導体不足真っ只中での新車探し。
6月に購入完了し、7月に無事に納車されることになったのだが、時事ネタではあるので、参考までに記録として経緯を書いておく。

6年前に中古で購入した現在のNBOX(JF1)が今年9月に車検を迎える。燃費も13km/Lと昔の車らしく、今となってはあまり良くない。
JF1は2013年製とのこともあり、もうすぐ10年選手で、ブレーキパッドを変えたりバッテリーを買い替えたりと何かと消耗品にガタが来てしまっているので、この際、買い替えることに。別に中古でもいいのだが、新車がいいという家内の意見もあり、新車を探すことに。

それが苦労の始まり。。

条件としては、ガソリン価格が高騰する中、やはり燃費は譲れない
そしてある程度の静粛性と後席の広さ

候補はたくさんあったけど、ディーラーに行って見積もってもらった主な候補は下記
  • トヨタ アクア
  • スズキ ソリオバンディット
  • 日産 ノート(e-POWER)

今回、この3つのディーラーの他、ホンダや三菱のディーラーや新車を取り扱う大手中古車業者など、あらゆるとこに電話やメールをしたり、直接訪問したりしたが、どこもかしこも納車が遅い、と言うよりそもそも新車の注文の受付を停止しているなど、とにかく探すのに苦労した。


見積もり段階でカットするもの(個人的)
  • カーナビ
    スマホとディスプレイオーディオで十分。
    最近のディスプレイオーディオであれば必ずAppleCarPlayが付いているので、それにヤフーカーナビやGoogleマップを表示させれば十分
    日産のプロパイロットなど純正ナビがないと連動出来ない機能もあるが、こちらも不要なので今回はパス。

  • ETC
    今だとETC2.0にするのが得策。ただETC2.0をメーカーオプションで取り付けるとトータル5万円程度。自分で購入して近所で取り付けると3万円程度。
    (ただしこちら最終的にはディーラーオプションで条件付きで取り付けてもらった)

  • ドライブレコーダー
    メーカーオプションだと8万円とかなり高額になる
    ディーラーオプションで5万円くらい
    自分で購入すれば2万円以下で取付費用も1万円代半ば。さらにフロントのみでシガーソケットから電源を取る取り付け方法なら女性でも出来る。
    何よりドラレコは信頼性の高い国内メーカーの中で好きな物を選びたいが、ディーラーオプションもよく分からないメーカーのものが多い。
    (仮にドラレコをせっかく取り付けるのなら、ディスプレイオーディオに連動して表示できるメーカーオプションのドラレコにすべき。)

  • フロアマット
    オプションだとかなり高額になるため。自身で購入すれば2~3万の節約となる。フロアマットは黒なら何でも良くてデザインにはこだわりがなく、メーカー純正を購入しても結局似たような黒になるので、ネットで購入できる安物と代わり映えしない。


車選び

補助金が出ると150万程度(東京都なら)で購入できる日産SakuraなどのEVも考えたけど、まだインフラが整っていない昨今、EVは次の車だなと、ハイブリッド車を中心に候補が挙がったが、いろいろあって結論から言うとノート(e-POWER)を購入することに。納車は7月下旬とのこと。
今回は見積もりを行った主な3車種について記述。
尚、見積もり価格は現金一括を前提とした。


トヨタ アクア


今回の購入の第一候補。理由はやはり燃費性能。
販売開始以降フルモデルチェンジがなかったアクアだが、2021年フルモデルチェンジし、燃費も世界でも上位クラスとなったアクア。
内装やエクステリアも前のモデルを凌ぐ充実っぷり

しかし、半導体不足で納車が遅れている上に、アクアはマイナーモデルチェンジを2023年に控えていて納車は来年以降とのこと。(ちなみに他の車種はモデルチェンジ関係なく軒並み来年以降とのこと)

現状、新車ですぐに手に入るのはヤリスくらい。しかし、ヤリスは後席が狭すぎてファミリーには向かない。ちなみにランドクルーザーは3年待ちとのこと・・

  • 乗り心地
こちら乗り心地はかなり良くて低速だとほとんど音はしない
エンジン音は高速時のみ稼働しているけどかなり静か。ただしロードノイズは普通。
燃費を最優先しているためか、車の形状がやや独特
後席はちょっと狭い上に窓が小さいことが更に圧迫感を生んでいるみたい。
先進的な車なはずなのにやや古典的なデザインも残っていたりする。
あとサイドブレーキがフット式。NBOXがそうだから違和感がないのだけど、アクアでフット式を採用したのは以外。

  • 見積もり
見積額:230万(諸費用込)
4つ中3番目のグレードGを選択
下取り価格は相見積もりをとっていないこともあり、めちゃくちゃ低かった。その上でこの見積額は下取りがあった場合の価格。下取りしなければもう少し高くなるとのこと。
ホンダ車であっても9月の車検は無償でウチで行うよ、との提案あり。
しかし値引きは辛く3万円程度
まぁ現状、購入意欲があっても売る車がすぐにはないので、積極的に値引きすることもないか。。
しかし、前モデルではアクアは高いという印象だったけど、新モデルでの今回の見積もりでは安くなったなという印象。


ソリオ バンディット


全モデルでカタログ値約32km/Lだったフルハイブリッドがあれば間違いなくこれを選んでいただろうけど、何故か現行モデルですべてマイルドハイブリッドのみになったソリオ。
昨今の燃料高騰が読めてなかったとは言え、現行モデルを販売開始した2020年よりちょっと前の企画段階で、選択と集中で一本化するのはいいけど、なぜフルハイブリッドではなくマイルドハイブリッドのみにしたのか、時代に逆行で意味不明。
とは言えマイルドハイブリッドも燃費はいい

  • 乗り心地
こちら乗り心地は3台の中で個人的には最も良かった。運転もNBOXに近く視界が高い。何より後席が広々としていて、トランク収納も広い。
シフトレバーがオーソドックスなストレートタイプなのもいい。
静粛性は高く、マイルドハイブリッドなのでエンジンは常に稼働しているのだが、エンジン音は静かで、遮音性とロードノイズの吸収にもこちらが最も優れていると感じた。

後席の広さは十分すぎるくらいで家内からも好評
全体の広さも試乗した3台の中で中で唯一NBOXより車内が広くなったと感じた。
これは良かったり悪かったりなのだが天井が高いのもNboxに近くて好感が持てた。

  • 見積もり
見積額:240万(諸費用込)
納車は注文後、3~4ヶ月後と割と早め
スズキはスズキ車のみしか車検を受け付けていないため、万が一、現車の車検に納車が間に合わない場合は素直に車検を受けることに
こちらも値引きは辛く3万円程度。もともとスズキは車体価格が3大メーカーと比べて安いので値引きは辛いというのが一般的。


日産 ノート(e-POWER)


こちら奇跡的にディーラー在庫があり納車は1ヶ月後と平常時と同じくらいの納車期間。
ただしディーラー在庫のためメーカーオプションなどはガチガチに決まっていて、変更できない。
もちろんボディカラーも選べない。
こちら売れ行きは好調らしく、ディーラー在庫があったのは別に売れ残っていたわけではなく、売れ筋とのことで在庫が豊富だったのと、日産の半導体の確保ルートがうまく、製造にも問題がなかったためとのこと。
ただし、2022年6月現在、新車の受付は完全停止しているみたい。

  • 乗り心地
ソリオに乗った後なので、こちらかなり対象的でコクピットなどのデザインは液晶を多用していて、先進的というより近未来的と表現したほうが良いくらいに新しさを感じた。
試乗している間、エンジンはほとんど稼働せず静粛性は非常に高い。ただしロードノイズと悪い道を走るときのガタガタ感は気になった。
後席はアクアよりゆとりがあり家内にもやや好評と言った感じ。
あと内外装含めて見た目はこちらが一番好み。
燃費スペックはソリオ以上、アクア以下と言った感じだが、試乗車の燃費表示は16km/L。これは試乗する人はいい燃費の走り方を心がけていないとか、ノーマルモードで走る人が多いからとのこと。Youtubeの動画を見るとEcoモードで走って30km/L以上出たとか、20台km/L後半だったとかいう報告が多いので、燃費はいいと信じたい・・

  • 見積もり
見積額:255万(諸費用込)
こちら上位グレードのXを選択。こちらだけディーラーオプションでETC2.0がついた見積もり価格。
これはだいぶ削ってこの価格。もし純正ナビを購入したらこれに45万円くらいがプラスとなる(その代わりプロパイロットもつくが)。
上位グレードなのに今どき標準が当たり前のLEDヘッドライトがオプションとなっていたり、アルミホイールも標準ではないし、レザーシートも標準でないし、ハンドルもレザーではない。何でもかんでもオプションになっていて「買いやすくなったノートe-POWER」なんてキャッチコピーの広告をよく見るが何のことはない。最低限のオプションを付けて見積もってみるとアクアなどよりかなり高く、この記事の3台中だけでなく今までのここに書いていない今回の候補の車の中でも一番高い・・。
特にヘッドライトがLEDライトで標準でないのは一般的ではなく、LEDヘッドライトにするとライトに関する機能が抱き合わせでLEDフォグライト、アクティブなんちゃらなどと言った機能など他も色々ついて10万円プラスとなる。
色々なものがオプションとなり割高だが、ディーラー側もそこを自覚しているのか、値引きは最も大きくて25万円程度。ディーラーオプションで本来付けるつもりのなかったETC2.0も付けてこちらも値引きの材料に。しかも下取り価格をディーラー下取りの割にはかなりの高価格で見積もっていただいた。さらに諸費用には1回目の車検が無料になる保証サービスもあり(諸費用に含めている)。

そんなこともあり、トータルで判断しこちらを購入することに。


今回、めちゃくちゃ苦労したとは言え日産にディーラー在庫があったことにより新車を探した期間はトータル3週間と割と普通の期間だったと思う。
ただせっかく新車にするなら本当はもっとこだわって選びたかったけど、今回はそうもいかなかった。
ディーラー在庫だったのでメーカーオプションもボディカラーも選べずにありもので、中古車選びと変わらない感覚だったのが残念。

あと日産以外はどこも値引きが辛い。

特にトヨタは売りたくても売る車が発注できないなど売り方に苦労していた

下取りも新車購入も相見積もりが基本

購入するメーカーが1社に決まっていてもポーズでもいいから他のメーカーのディーラーへ言って似たような車種の見積もりを行って置くこと。
下取りはディーラーの下取りはホントたかが知れた価格なので、こちらも相見積もりが必要。ネットや近所の中古車業者に見積を行ってもらい、それをディーラーに見せて下取り価格を上げてもらう交渉の材料にすることが重要。

そして、次は5~10年後なので、EVになるのかな。

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