2022年6月メルカリの送料値上げに伴い、改めてPayPayフリマと送料を比較してみる
2022年6月メルカリが送料値上げ
(2023年4月追記:2023年4月PayPayフリマ、ヤフオクも送料値上げ。最新情報は後述を参照)
2022年5月16日、メルカリが配送サービス「メルカリ便」において、らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便などのすべての配送方法に対して値上げすることを発表した。
購入時間が2022年6月16日 正午以降のものについてはすべてこの新料金が適用されるとのこと。
値上げしたメルカリの送料
送料値上げの内容は下記の通り↓
出典:https://jp-news.mercari.com/articles/2022/05/16/shipping-fee/
これによりメルカリユーザーは他サービスを再考をせざるを得ない人が出てくるのではと思う。
メルカリが手数料などでも強気でいられるのは、長年惰性でメルカリを利用していて他サービスに今更移行できないユーザーも多いのではと思う。それが今回の送料値上げにより、流石にPayPayフリマ、ラクマなど他サービスを考えざるを得なくなったのではないかと思われる。
一方メルカリは配送サービスを拡充してきた上に、投資に積極的でメルペイという赤字事業を抱えているので、何らかの形でそれらを充足する必要があり、競合と比べて既に高くなっている手数料率を上げるわけにはいかず、今回の送料値上げを行ったのではと思われるが、メルカリ側にとっても苦渋の決断だったのではないかとは思う。
メルカリが手数料などでも強気でいられるのは、長年惰性でメルカリを利用していて他サービスに今更移行できないユーザーも多いのではと思う。それが今回の送料値上げにより、流石にPayPayフリマ、ラクマなど他サービスを考えざるを得なくなったのではないかと思われる。
一方メルカリは配送サービスを拡充してきた上に、投資に積極的でメルペイという赤字事業を抱えているので、何らかの形でそれらを充足する必要があり、競合と比べて既に高くなっている手数料率を上げるわけにはいかず、今回の送料値上げを行ったのではと思われるが、メルカリ側にとっても苦渋の決断だったのではないかとは思う。
さらに燃料高騰により、メルカリとヤマト運輸・日本郵政との包括契約で値上げが行われたのだと思われる。
ただそれらはPayPayフリマ、ヤフオクを抱えるヤフーの包括契約も同様かもしれない。
今後、PayPayフリマ、ヤフオクなどが送料の値上げを追随する可能性は十分に有り得ると思われる。
今回の値上げは僅かな値上げに感じる人もいるだろうが、個人的には、これでメルカリは使わなくなると思う。
今回の値上げは僅かな値上げに感じる人もいるだろうが、個人的には、これでメルカリは使わなくなると思う。
というのも自分は服飾系、雑貨はまずはPayPayフリマで出品して理想の価格で売れなければ、メルカリで売る。カメラやスマホ、タブレット関連などのガジェット系の出品物はヤフオクと使い分けている。
メルカリで私が取り扱う出品物は服飾系が多く、それらは単価が低く、そこは他の人も同様なのでは。
メルカリユーザーは瀬取りや不要なものをある程度の利益を期待して売る人、不用品を利益度返しで売る人など様々だろうけど、いずれも手元に残る利益を100円、200円、あるいは10円、20円の世界で勝負している人も多いと思われる。そんな人にとって今回の値上げは無視できないと思う。
メルカリユーザーは瀬取りや不要なものをある程度の利益を期待して売る人、不用品を利益度返しで売る人など様々だろうけど、いずれも手元に残る利益を100円、200円、あるいは10円、20円の世界で勝負している人も多いと思われる。そんな人にとって今回の値上げは無視できないと思う。
これならメルカリで売るのを試すより、PayPayフリマで値下げを試したほうがいい。
PayPayフリマがメルカリより先に出品していたのは手数料の問題で、メルカリは手数料10%である一方でPayPayフリマは5%になった。この5%の差は割りと大きい。なのでPayPayフリマでの出品をまず最初に試していた。
そこに加えて今回の送料値上げ
着払いやその他の非匿名系配送を使う人が増えてトラブルも増えるのではと懸念される。
PayPayフリマ(とヤフオク)の送料
一方、PayPayフリマ、ヤフオクが取り扱う「おてがる配送」は送料据え置きであれば下記のような価格となる。(PayPayフリマからの引用画像だが、ヤフオクも同様の料金体系)
出典:https://support.yahoo-net.jp/SccPaypayfleamarket/s/article/H000008409
2サービスの比較
これらを比較しやすいように表にしてみる。(2022年6月時点でPayPayフリマが送料据え置きだった場合とする)
※2023年4月PayPayフリマ、ヤフオクも送料値上げ。最新情報は後述を参照
一番右が差額。こんな感じでぱっと見では微妙な違いではあるかなと。
この差額をそこそこ大きな額と捉えるか、影響ない額と考えるか、人それぞれではあると思うけど、そこは送料の比較だけでなく、販売手数料やサービスの質を含めた総合的な比較を行うべき。
特にメルカリで個人的に煩わしいのがコメント欄でやり取りする価格値下げ交渉。これがPayPayフリマでは買い手が欲しい金額を入力するだけという、非常にシステマティックでドライにやり取りができる。(まぁメルカリのコメント欄での価格交渉がゲーム感覚で楽しいという意見も聞くけど、個人的には時間の無駄と感じてしまう。)
これからは競合するサービス、特にサービスの質が高いPayPayフリマとの争いが主戦場になると思われる。
そしてPayPayフリマは後ろに好業績のヤフー、もっというとZホールディングスが抱えており、フリマ・オークション事業の多少の赤字はなんともない。一方、メルカリは投資がかさみ単体で赤字が続いており、更にメルペイという大赤字事業を抱えていて、それがまたPayPayというヤフー系の決済サービスと競合するという苦しい展開。
またまた個人的にはなるが、私は使えるシーンが少なく、チャージや現金化に手間と手数料がかかるメルペイという決済手段には全く魅力を感じない。それでもすべての売上はメルペイでプールしている。ちょっとお得になるし、いつかは使うので。
しかし、今回の値上げで、このメルペイのプールをメルカリを利用しなくなった今後どうやって消費していこうか悩みどころ。。
手数料払って現金化か、あるいはまぁコンビニ利用かな。そこもPayPay使ってPayPayステップの消化としたいし。
他サービスの今後の動向に注意
繰り返しになるけど、今回の値上げが燃料高騰によるものであれば、PayPayフリマ、ヤフオクなども追随する可能性は高いし、燃料問題が落ち着けば可能性は低いだろうがメルカリも送料を値下げするということもなくはないと思われる。
とにかく今後のフリマサービスの展開を注視しながらどちらを利用するかを柔軟に検討していこうかと思う。
2023年4月追記
2023年4月PayPayフリマ送料値上げ
やはりと言うか、ついにというかPayPayフリマ・ヤフオクも送料値上げとなった。こればかりは燃料値上げという根本原因があるので仕方がないとしか言えないけど、よくここまで据え置きで粘ったなという印象。
最新の送料比較は画像の通り。
最新の送料比較は画像の通り。
PayPayフリマ・ヤフオクの方が安いが、もはや誤差でどちらもほぼ同じと言った感じ。
ただネコポス、ゆうパケットについては送料の違いは誤差とは言えないかも知れない。
ネコポス、ゆうパケットを使う商品は単価は低いので尚更。
なので小型のものを売買する時はPayPayフリマを利用したほうがいいかもしれない。
ただネコポス、ゆうパケットについては送料の違いは誤差とは言えないかも知れない。
ネコポス、ゆうパケットを使う商品は単価は低いので尚更。
なので小型のものを売買する時はPayPayフリマを利用したほうがいいかもしれない。
現在も筆者は、
ガジェット系はヤフオク
ガジェット系はヤフオク
小型品はPayPayフリマ
服飾系はメルカリ
と使い分けている。
しかしメルカリは最近は瀬取りや転売の影響か新品の取引ばかりで、古着や中古品だと売れなくなったし、メルカリで売れなかったそうした古着や中古品が、PayPayフリマやヤフオクで出品し直すとサクッと売れることが多々ある。PayPayフリマだと手数料分安く価格設定するのでその影響もあるけど、メルカリの送料値上げが早かった影響もあるかもしれない。