物欲が止まらない。

ややこしすぎるヤフーのEC

2021/01/12
EC 0
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ヤフーのサービスはとにかくややこしい。
特にEC。
楽天もややこしいけど、それと比較にならないくらいややこしい。

別記事にも書いたが、私は楽天市場ヘビーユーザーから、ここ4年位でヤフーショッピング+PayPayモールを年間50万円分以上利用するヘビーユーザーへと切り替わった人間だ。

そんな私でも分かりにくい。

まず、上記のようになんでヤフーショッピング+PayPayモールといちいち表記しなければならないのか?

2019年ヤフーショッピングに加えてPayPayモールなるものが出来た。
なんで定着したモールがあるのに、またモールを作ったのか。いろいろ理由はあるけど、PayPayモールはヤフーショッピングの上位ストアの集まりとの位置づけで「安心安全」が売りらしい。

だが、結局ストアによってはPayPayモールに出店してるのに、ヤフーショッピングにも2号店を出店していたり、安心安全が売りと言う割には、ユーザー評価が低く、ものが届かなかったとか、無断キャンセルされたとか、トラブルだらけのストアがPayPayモールに出店していたりする。
サービス仕様としても結局、注文する前のカート画面は使いにくいヤフーショッピングのカートと共有であったり、決済画面もヤフーショッピングのものを流用というなんともちぐはぐな仕様

商品検索もヤフーショッピングで検索すれば、ヤフーショッピング+PayPayモールの商品が合わせて検索できるけど、PayPayモールで検索すればPayPayモールの商品しか検索結果に出ない。
PayPayモールアプリなるものも出来たけど、これもヤフーショッピングアプリがあればPayPayモール商品も検索できるしもちろん購入もできるので、正直、ヤフーショッピングヘビーユーザーの私でもPayPayモールアプリは無用の長物だ。

さらにヤフーにはアスクルとの提携で出来たロハコという独自のECサイトも元々ある。(こちらは単体では非常にスマートで使いやすいサービス。)
しかし、PayPayモール内にはロハコPayPayモール店なる別ものがある。

さらにさらにZOZO買収により、ZOZOTOWNの本家サイトもヤフーのものになったのに、ZOZOTOWN PayPayモール店なるものをPayPayモールに出店。

さらにさらにさらにロハコ内にもストア出店する仕組みがあって例えばペットショップで有名なチャームや無印良品、成城石井、三越などよく名の知れた企業がロハコ内に出店している。
ちなみにチャームもヤフーに買収されヤフーグループの一員となった。zozoにzozotown本家サイトが有るようにチャームにも本家サイトがある。チャームはPayPayモールにも出店している。

しかしさらにヤフオク・・、しかしヤフオクをヤフーのECとして語り始めると、こちらもメルカリに対抗してPayPayフリマ(またこれが全く売れなくて使えない)なるものが出来たりして、話が広がりさらにややこしくなるので割愛・・

とにかく販売チャンネルを増やせばいいという作戦なのか、重複するサイトが多すぎる。

万が一、この記事をここまで読んでくれている人がいたとしても、この時点で続きを読む気が、既にだいぶ失せて来ただろう(笑)

だが、ここからが本題

まぁこのようにヤフーのECはカオスにサイトが乱立して、それぞれが絡み合ったり絡み合わなかったりで、とにかくややこしい。。のは置いておいても、

・ユーザーにとってのややこしさ
これらのややこしさの一番の被害者はもちろん買い物するユーザーだ。

まずはキャンペーン。
ヤフーはせっかく多額の費用を捻出してユーザーにポイント還元しているにも関わらずヤフーショッピング+PayPayモールはいまいち一般ユーザーには浸透しておらず、日本人は未だに使いにくい楽天市場を利用している。(一番使われているECサービスはAmazonだが、ここはECモール型サービスに限らせてもらう)

他の記事で書いたとおり楽天市場よりヤフーショッピングを利用したほうがポイント還元ははるかにお得(私の場合は特に)なはずなのに、分かりにくいキャンペーンのため、現状、一般ユーザーは寄り付かないでいるように思える。

前述のようにいろいろなサイトが乱立して、ポイント還元のルールが複雑に絡みあって、もはや誰も理解できないレベル。
例えば定番の「5のつく日」はヤフーショッピングは還元率プラス4倍となりお得だけど、PayPayモールは対象外。11日、22日に行われるゾロ目はそもそもキャンペーンの仕組み自体がややこしい。
日曜日はソフトバンクユーザーはプラス9倍(ソフトバンクユーザー以外もプラス4倍)でお得で、こちらはPayPayモールも対象。ロハコは対象外、ロハコPayPayモール店は対象とか。
ヤフーも楽天の、買い周りと似たお買いものリレーキャンペーン(呼称はいちいち変わるけど現在は「買いだおれキャンペーン」(←実にセンスないネーミングw)と呼ばれるものもあって、複数ストアで購入すればするほど、ポイント還元率が上がるというものだが、これらにはPayPayモールは対象なのか?ロハコは?ZOZOTOWNは?(もう調べたくない・・)
これら、、誰が理解できるの?ヤフーの社員さんもちゃんと理解しているの?というレベル

もらえるポイントも基本はPayPayボーナスだがこれにもPayPayボーナスとPayPayボーナスライトの2種類がある上に、Tポイントが注文金額の1%分あって、もらえるポイント種別が複数あるのもややこしい。

・ストアにとってのややこしさ
これらのややこしさの一番の被害者は買い物するユーザーだけど、一方でのストア側の運営も相当大変なものだと思われる。
例えばZOZOTOWNを運営するZOZO。本家サイトとPayPayモール店の運用が必要でそれぞれの注文は処理するシステムもオペレーションも別だろう。
さらにZOZOTOWNも一応モールである。ZOZOTOWNに出品しているブランドやアパレルショップはZOZOTOWNで売れる場合とZOZOTOWN PayPayモール店で売れる場合の処理をどうしているのだろうとか。

さらに買収されたチャームだ。こちらは本家チャームを始め、PayPayモール店、ロハコ店、さらに楽天市場店もある。もっというとAmazonにも出店している。
たぶんそれぞれに担当者がいるのでしょうね。運営ご苦労さまとしか言いようがない・・。

例に上げたのは一部に過ぎないけどこのような企業がきっとたくさんいるのでしょう。

ただこれらのストアも今更、固定客の付いたヤフーと解約するわけにはいかないだろうし、渋々ヤフーの経営方針に振り回されながら運営して行くしかないのだろう。



・複雑になってしまった考えられる理由

こうなった理由は数々考えられるが、主な理由は経営とシステムにあるのではないかと思われる。

・経営について
未だにネット黎明期の90年代のようなレトロなサイトが立ち並ぶヤフーショッピングがこのままでいいわけないことはヤフーの経営陣が一番理解していると思われる。

ただし、ヤフーがヤフーショッピングに力を入れ始めた2013年ごろ、楽天から来た優秀な人材をそれなりのポジションに迎えて楽天の後追いのような施策を打ってきた。これがまず良くなかったのかもしれない。
まず楽天市場というサービスはユーザー数は日本一多いECモールではあるけど、楽天市場はユーザーに全く優しくないサービスだ。
楽天ユーザーはAmazonなどの専用サイトを除いてモール型ECでは他に使う適切なECサイトが無いから惰性や習慣で利用されているに過ぎないと私は思っている。

ヤフーは楽天のユーザー数を追うだけでいいのに、施策内容まで追ってしまった。楽天と似通った古臭いサイトデザインはそのまま、必要ない大量のスパムのようなメルマガ、分かりにくい複雑なキャンペーンの乱発、邪魔すぎる広告、などなど。楽天市場の時代遅れな施策と同様なモノを次々にマネて打ち出してきた。

このように同じことやってちゃ楽天に追いつくことは出来ても、追い越すことは決して出来ないだろう。

更に、ヤフーポイントを止めて、Tポイントとの連携を始めたり、ヤフーの経営者が変わったり、PayPay決済サービスが始まったり、Zホールディングスが出来てソフトバンクとの資本関係も変わったり。またはお上の孫さんからこうしろと鶴の一声などもあったかもしれない。それらに振り回されてきたのがヤフーショッピング(+PayPayモール)というサービスなのだろうか。

例えば付与されるポイントについてだけを見ても、こちらは2012年にCCCと資本提携によりヤフーがTポイントを導入したのに、2018年にPayPayが立ち上がって、ヤフーのポイントは、
ヤフーポイント→Tポイント→PayPayボーナス
とわずか数年の間に2回変わっている。
厳密に言うとTポイントは注文金額の1%分ボーナスとして未だに残っていて、またややこしい。
Tポイントは無くしてPayPayボーナスに切り替えれば?と思うかもしれないが資本提携がまだある以上、おそらく契約上ムリな話なのでしょう。
2012年から2018年のTポイントというのも、ボーナスポイントは期間固定Tポイントというヤフーのサービス以外で使えず、すぐ失効するTポイントとは名ばかりのわけ分からんポイントだった(要するに期間固定Tポイントは旧ヤフーポイントと同じか、その劣化版と言っていい。)


現状では期間固定Tポイントは存在せず、PayPayによるポイントに切り替わったが、こちらもPayPayボーナスとPayPayボーナスライトとがあり、基本、還元されるボーナスポイントはPayPayボーナスライトだが、キャンペーンや利用サービスによってPayPayボーナスの場合もある。(→2021年1月、PayPayボーナスライトは廃止)

このようにポイントが還元されるルールが複雑なのに還元されるポイント種別までもが複雑という有様。。

しかしこれも、ソフトバンクグループ内の、CCCなどとの資本提携、PayPayなどの新規ビジネスなどが招いたもの。

ソフトバンクグループは思想は柔軟でスピード感はあるのに縦型組織。そして、ヤフーのサービスの基本思想なんて目まぐるしく方針が変わって、あって無いようなもの。あってもすぐに根底を覆すような経営判断が次々に親会社からヤフーに降りてくるのだと思われる。

・システムについて
楽天市場のサイトが古臭いのもヤフーショッピングのサイトが古臭いのも共通の理由がある。
それは両サービスが始まった90年代後半から、両者ともにシステムの全面リニューアルを怠り、スピード感重視で改修の上に改修を重ね、結果、非常にカオスなシステムになっていて、もはや全面リニューアルが不可能な状態に陥っているためだ。ちなみにヤフオクもそうだ。(これは私の推測ではなくIRでも語られている事実。)

簡単にいうと、お上からアレやれコレやれと言われたとき、全体設計を考えずにパッチワークのように肉付けの上に肉付けを重ねそれを繰り返して出来上がってきたのがヤフーショッピングや楽天市場だったりするのだ。
建築物に例えるならかつての中国の九龍城のようなもの。

そんな九龍城のようなシステムが出来上がってしまったらどうするべきか?
答えは簡単。取り壊して新しいものをゼロから作ること。中国はそれをやった。
しかしヤフーは九龍城は取り壊さずに隣に新しい建物を作ってしまった。そして九龍城の住民に金持っているヤツ、信用度の高いヤツはこちらへ来いと。
中国がやったことと違って、九龍城も大切に残したのだ。
そうして出来たのがPayPayモール+ヤフーショッピングという2モール体制。

もちろん理由はこのシステム的なものだけではなく、PayPayモールはヤフーショッピングの上位ストアという立て付けを作りたかったという大義名分が一番にある。しかし上述のようにシステム改修するよりゼロからサービスを構築することは、ヤフーショッピングとは違ったシステム改修が容易なサービスが一つ出来上がるという副産物をもたらし、結果的に一石二鳥だと言えるというもの。

しかしヤフーショッピングという古くて複雑なシステムも残したので、古くて複雑なシステムの隣にスマートなシステムが出来ても、どちらも保守運用していかなければならないなら、結局のところ、足し算で複雑さは増したのでは?という疑問は置いておこう(笑)




ストアが負担する費用について
ちなみにヤフーショッピングは2013年頃、ストアのマージン手数料は基本無料としたが、PayPayモールでは実質3%の手数料をとられてるようだ。
さらに言うとストア側は決済手数料やアフィリエイト手数料などに加えて、PayPayモールでは競争が激しく、さらに多くの広告販促費を捻出しなければならず、結果、多くの費用をヤフーに支払っている。
ちなみにヤフーショッピング全体のお話として、2013年にはストアの出店手数料、月額利用料、売上に対するマージン手数料を無料として、楽天市場と明確な違いを打ち出したにも関わらず、2016年、急にやっぱ売上の1.5%は負担してね、と強制徴収しはじめた経緯もあったりする。その1.5%負担はPayPayモールでも同じ。その1.5%はユーザーに還元するキャンペーンの費用に使うためという名目らしい。

基本手数料無料のヤフーショッピングに対して、PayPayモールは3%の手数料と広告費をストアから請求して、ヤフーショッピングの赤字を埋め合わせするマネタイズの卵という位置づけでもある。

PayPayモールは2021年現在もユーザーにPayPayボーナスをばらまく形で還元して、マネタイズとは程遠い赤字を垂れ流しているだろうと思われる。
IRによるとユーザーは順調に増えてはいるかも知れないが、それは飽くまで表向きの数値だ。
このややこしさの中で、果たしてユーザーに素晴らしいUIUXを齎しているだろうか。

ユーザーはキャンペーンの高い還元率に惹かれて利用しているだけであって、PayPayモールが素晴らしいから利用しているという人は皆無ではなかろうか。
このキャンペーンを弱めたとき何が起きるだろうか。

散々書いたようにこのややこしい状況を打破しない限り、PayPayモールのマネタイズも含めたホントの意味での成功は遠い未来か、あるいは永遠に来ないように感じてしまう・・



じゃ、どうすりゃいいのか?

こちらはヤフーやその周辺の諸事情は無視して好き勝手に書かせていただく

  • キャンペーンは1つか2つ。1つ作ったら1つはなくす
    もう日曜日はプラス9倍だけでいいのでは?楽天市場の真似事のようなキャンペーンは一切廃止。
    あるいは日曜日だけじゃなくて、ポイント還元を平準化して、毎日キャンペーンでもいいのでは?
    以前、楽天社員に楽天市場ってキャンペーン複雑すぎじゃない?と言ったら、楽天市場はユーザーにゲームのようにお買い物を楽しんでもらうために、あえて複雑にしているとのこと。。実にくだらない。買い物とは必要なものをお得な価格で購入できればそれだけでいい。
    そのゲームに踊らせられて楽天市場で無駄遣いしてしまったとしたら、請求書と届いた無駄な商品を見て、次に楽天市場で買い物することを控えてしまうだけだ。この辺までもヤフーが追随する必要はまったくない。

  • そもそもキャンペーン自体を止める
    おそらくヤフーはECのキャンペーン費用として毎年数100億円規模を計上しているのではなかろうか。一方、PayPayは例の「100億円あげちゃうキャンペーン」で認知された。言い方を変えると、100億円の投資で数百万ユーザーを獲得できた。ヤフーショッピングの売上は伸びているとは言えZOZO買収などのノイズを除去すれば毎年120%程度の成長にとどまっている。年間ユニークユーザー数に至ってはぜんぜん伸びていないのではなかろうか。PayPayが100億円で数百万ユーザーを獲得できたならやり方を変えればヤフーのECも同じ規模の投資で数百万ユーザーを獲得できるはずだ。
    PayPayのキャンペーンの成功は間違いなくお得感の「分かりやすさ」だ。
    ヤフーはキャンペーンを止めて、その分浮いた予算を素直に現金値引きすれば一気に認知度があがる。諸事情あり多分難しいのだろうけど。


  • Tポイントは完全廃止、すべてPayPayボーナスで。
    この記事を書いた直後、PayPayボーナスライトは廃止されると発表があった。なので複雑さは一つ減った。
    残ったTポイントは不要中の不要。PayPayが普及している今、相対的に利用シーンの少なくなったTポイントは使いにくい。資本提携時の契約でムリなら、CCCとは資本提携解消か、いっそのことCCCを買収して違うシナジーを目指す

  • 複数サイトの統廃合
    例えばロハコ本家サイトで買い物してもキャンペーンの対象外であることが多く、ロハコはロハコPayPayモール店でしか買い物しなくなった。ならロハコ本家サイトは廃止でいいんでないの?よく出来たサービスだけど。
    あるいはロハコ本家サイトを残して本家サイトをすべてのキャンペーンの対象にしてあげて、PayPayモール店の方を廃止。とにかく複数サイトは要らない。(ZOZOTOWNにもチャームにも言える)
    販売チャンネルは多いほうがいいという時代は終わった。

    そもそも販売チャンネルを増やすメリットは異なるユーザー層にアプローチできるから。
    例えばヤフーのユーザーはヤフーIDを持っていて、ソフトバンクユーザーが多くて、ヤフーカードを持っている人が多くてなど、楽天は楽天カードを持っている人が多くて楽天IDがあってとか。
    けどヤフーの場合、前述のロハコPayPayモール店とロハコ本体サイトでのユーザー属性は殆ど変わらない。これじゃカニバリズムを起こし、複数チャンネルの意味がないどころかややこしさでマイナスにしかならない。

  • ヤフーショッピングサイトは廃止。すべてPayPayモールデザインとする。
    使いにくい90年代のレトロサイトはもういらない。そんなのが必要だというストアの都合やユーザー要望はもう無視。
    少なくともストアが好き勝手サイトデザインをイジれる仕組みはなくす。

  • LINEと何かする
    メルマガとかメールに頼った通知とか、LINEあるならいらんでしょ。LINEと経営統合するならその辺もどうにかして。

    以上、こちらは何も事情など知らない素人の戯言でした。



経産省の発表によると、2019年度の日本国内のEC市場規模は、19.4兆円だが、EC化率は6.76%程度に過ぎない
なので逆に言えば93%以上はEC化していない。そのEC化していない市場は単純計算で100兆円以上。その100兆円以上の規模の市場がECにとってのブルーオーシャンという状態だ。

20兆円規模の現状のEC市場を奪い合うより100兆円以上の規模のブルーオーシャン市場を狙うほうが懸命なのは明らか。しかし楽天とヤフーは囲い込み戦略とキャンペーンによりその20兆円のパイの奪い合いに必死。結果的に分かりやすく囲い込み戦略の少ないAmazonだけにブルーオーシャンが集中してしまうのではないかと懸念している。

Zホールディングスの弱小株主でもある私が得られる情報によると、ヤフーはヤフーショッピングをはじめとしたECを日本一にすると、ここ数年ずっと言い続けている。日本はAmazon、楽天などによりECが普及してきているが、実際はまだ普段ECを使わない層が大多数で、100兆円以上の規模の市場が未開拓な状態。そのブルーオーシャンをものにするためには普段ECを使わない多くの日本人のためにサービスをわかりやすくする必要がある。それなのにヤフー・楽天は時間が経てば経つほどサービス仕様がわかりにくくする一方でわかりやすくなったという事例がまったくない。それにより皆、結局Amazonを利用している。前述の数十兆円の規模のブルーオーシャンユーザーも間違いなくAmazonに取り込まれ今後はAmazon1強となると思われる。

ヤフーのECはヤフーショッピングのレトロなデザインと複数サイトによるわかりにくさ、重複サイトによるカニバリズム、そして何よりキャンペーンのわかりにくさ。問題点は思いつくだけでもたくさん。


とは言え、私はヤフーショッピングのヘビーユーザー。

万が一、ヤフーショッピングが今後めちゃくちゃ改善して発展したら、ユーザーが多くなり、その分、ユーザーに還元するポイント原資が少なくなり、キャンペーンが地味になってしまうだろう。
そうなったらと思うと、多くの人が寄り付かない今のままの使いにくいけど還元率の高いヤフーショッピングのままが自分にとっては美味しいのではないかと思ってしまうのであった(笑)

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